「忖度」という言葉がにわかに注目を集めていますけれど、新語でもないし、にわかに発生した行動原理でもないでしょう。
「空気を読む」ってのが、コレだったんじゃないですか?
テレビの情報番組(?ニュースバラエティ?)で、「(忖度って、悪いことのように言われているけれど)気配りでしょう」という、コメントが耳に飛び込んできて、げっとなった。
類語として思い浮かぶのは、「おもねる」とか、「顔色をうかがう」とか、「寄らば大樹の陰」とか、「長いものには巻かれろ」とか、「ははー、お代官様」とかでしょ。
「忖度」を使って短文を作りなさいという問題があったとして、
「年配者に忖度してバリアフリー化を進める。」という解答があったら、私は×をつけるけれど、まったくニュートラルに「他人の心を推し量る」ことに使う言葉なのでしょうか?
力のある者が言葉で直接どうこうしろと言わなくても、思いを先取りして行動することだとずっと思ってきたのだけれど。そして、森友学園問題で使われている「忖度」は、私の理解通りだと思うのだけれど。なんか、やたら、「気配り」「配慮」、自然な感覚・・・といったコメントが耳障りです。
忖度文化に決別したい。
ってなことを考えたりする私西山、来週水曜日に銀座、教文館ナルニア国で「古田足日というバトン 平和を作る児童文学を創る」と題して話します。
日時:2017年4月5日(水) 午後6時~7時30分
会場:教文館6階ナルニア国内 ナルニアホール
定員:40名
参加費:1000円 ※当日受付でお支払いください。
【申込方法】
★ナルニア国の店頭でもお申し込みいただけます!
参加ご希望の方は、お電話でナルニア国へご連絡ください。
定員に達した時点で受付を終了します。
申込み電話番号:03-3563-0730 (午前10時~午後8時)
古田足日さんのDVD映像も紹介します。
『おしいれのぼうけん』の原画に囲まれた空間で、古田さんを通して、平和と児童文学について考える時間をご一緒しましょう。