日記・コラム・つぶやき

2017年5月 6日 (土)

『日本児童文学』7-8月号特集は「壁を越えて」

世間の連休を尻目に、通常業務にいそしみつつ、遅れていた表題特集原稿に手一杯になっていました。

たいていの場合指定文字数の3割増しぐらいの原稿になって、それを依頼字詰めでぴったりまでシェイプアップしていく作業は好きです。

例えば、こんな所を今回カットしました。

こんなことをゆるゆる書いているから、無駄に長くなるんですけどね。

(「壁ドン」なる言葉が流行ったりもしたが、あれは、セクシュアルハラスメントの一種だろう。腹立たしいのだが、それはまた別の話。)

 

2017年4月 2日 (日)

怖すぎる「新しい憲法のはなし」(那須正幹作)

昨日、<おはなしのピースウォーク>朗読CD(3枚組)で、古田足日さんの声を聞き直しました。

その際、同じ一枚目に入っている、「新しい憲法のはなし」(那須正幹作)を、実に久しぶりに聞きました。

怖い、怖すぎる。

作品は、毎日行われるようになった朝礼の場面から始まります。

気をつけをして、日の丸に向かって君が代を歌う・・・・・・。

学校にも行かない、仕事もしていない人が送り込まれる「青少年自立センター」。

そこで、徹底的にしごかれて送り込まれる「国防軍」。

学校を去って行く熱心な先生たち。

前の年に憲法が変わって、使われるようになった教科書『新しい憲法のはなし』の授業では、集団的自衛権や国民の責務が説明される・・・・・・。

作品は「おわり」と記した後一行開けて、

「これは、現在の物語ではありません。少し未来の話です。その未来が、五年先か、十年先なのか、それとも永遠に来ない未来なのか、作者にもわかりません。」
と閉じています。

シリーズ第3巻『扉を開けて』(新日本出版社 2006年)所収の作品です。

怖くて怖くて、動悸が収まりません。

2017年4月 1日 (土)

「忖度」そんなに珍しい?

「忖度」という言葉がにわかに注目を集めていますけれど、新語でもないし、にわかに発生した行動原理でもないでしょう。

「空気を読む」ってのが、コレだったんじゃないですか?

テレビの情報番組(?ニュースバラエティ?)で、「(忖度って、悪いことのように言われているけれど)気配りでしょう」という、コメントが耳に飛び込んできて、げっとなった。

類語として思い浮かぶのは、「おもねる」とか、「顔色をうかがう」とか、「寄らば大樹の陰」とか、「長いものには巻かれろ」とか、「ははー、お代官様」とかでしょ。

「忖度」を使って短文を作りなさいという問題があったとして、

「年配者に忖度してバリアフリー化を進める。」という解答があったら、私は×をつけるけれど、まったくニュートラルに「他人の心を推し量る」ことに使う言葉なのでしょうか?

力のある者が言葉で直接どうこうしろと言わなくても、思いを先取りして行動することだとずっと思ってきたのだけれど。そして、森友学園問題で使われている「忖度」は、私の理解通りだと思うのだけれど。なんか、やたら、「気配り」「配慮」、自然な感覚・・・といったコメントが耳障りです。

忖度文化に決別したい。

ってなことを考えたりする私西山、来週水曜日に銀座、教文館ナルニア国で「古田足日というバトン 平和を作る児童文学を創る」と題して話します。

日時:2017年4月5日(水) 午後6時~7時30分
会場:教文館6階ナルニア国内 ナルニアホール
定員:40名
参加費:1000円 ※当日受付でお支払いください。

【申込方法】
★ナルニア国の店頭でもお申し込みいただけます!
参加ご希望の方は、お電話でナルニア国へご連絡ください。
定員に達した時点で受付を終了します。
申込み電話番号:03-3563-0730 (午前10時~午後8時)

古田足日さんのDVD映像も紹介します。

『おしいれのぼうけん』の原画に囲まれた空間で、古田さんを通して、平和と児童文学について考える時間をご一緒しましょう。

2017年1月 4日 (水)

あけましておめでとうございます

試しです。

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