日本ペンクラブ主催「共謀罪は私たちの表現を奪う」
昨日、日本ペンクラブ主催の表題集会に行ってきました。
1人約5分~10分×14人。私は、三人目の内田麟太郎さんの途中から入場し12人の方の発言を聞きました。
あらためて「共謀罪」の怖さがわかるお話しが、それぞれの足場から具体的に、時にユーモアいっぱいに、豊かに語られました。
森達也さんの発言で、「共謀罪」は、私が学び、心打たれそれを芯にしたいと思ってきた人間観に真っ向から反するということがはっきりわかりました。
例えば、銀行強盗を計画し、下見に行き、やっぱり止めようとなったとしても、「共謀罪」はそれを罪とする。
この法律は人間の可塑性を許さない。
また、組織の一員ということで罪に問うのは、全体でレッテルを貼る(トランプがメキシコ人ということで悪と決めつけるように)ことで、一人一人を見ない。
人は変わる。
人は一人一人違う。
これは、私が大田堯先生から学び、そして今縁あって身を置いている教育の現場が基本理念として大切にしている人間観です。
「共謀罪」を四度目の廃案にするために、できるだけのことをせねばと焦るように思います。
以下、日本ペンクラブのツイッターにそれぞれの発言者の要所要所が紹介されています。
https://twitter.com/JapanPen?ref_src=twsrc%5Etfw&ref_url=http%3A%2F%2Fwww.japanpen.or.jp%2F
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